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🔶🔷その着せ替え人形は恋をする を視聴して

※元々Xでツイートした事をまとめました

 

 

 

 

 

 

 

その着せ替え人形は恋をする を最終話まで視聴して

 

 

🟦着せ替え人形は恋をするアニメ版を視聴しました
最初は3Dの使い方に対して考察したりしましたが、使われているのは一部分だけで、2Dアニメとしても楽しめました!
個人的には特に最終話の夏祭りシーン。10話の背景を使った情景シーンにて
2022年版影山楙倫演出的なエッセンスが重なり感嘆しました…!

 

 

🟦後半10話のAパートでやたらと背景を挟むようになり、人物の心理描写をそれで表現している所が、影山演出と比較し考察したりしたのですが
最終話12話は特に顕著で、プールの水面の反射を人物に重ねるシーン等を見て
このスタッフさん達は背景演出も大切にしていると確信しつつ、意味を探ったりしました

 

 

🟦そして極めつけの360度に広がる花火シーン。その演出方法を見て、令和でも背景から人物の心理描写をしっかり演出しようとするアニメがあった事に感動し涙ぐみました…!
影山楙倫さんが花火を使うシーンというのは、かなり大事な所が多かったので、夏祭りでこういう演出を!ともう感激して

 

 

🟦決して影山演出的な何かを感じたから感動したわけではなく、背景を使った繊細な心理描写を着せ恋最終話はいかんなく発揮してて、アニメーションの技術、系譜、人間の繋がりを感じてしまい、より感激したそんなアニメでした。着せ恋は
令和で背景からの人物心理描写を語る上で重要な作品だと思います!

 

 

🟦ただ惜しい所は、前半はエロ描写に3Dを使うぐらい力を入れて作っていたので、一般の方に勧めにくい所

ただそこを省みたのか分かりませんが、同じスタッフさんのぼっち・ざ・ろっくは、原作のエロ要素を薄くして、ファンからも賛否両論が少し出るくらいクリーンにしているので、あっちは全年齢版?

 

 

🟦ただ個人的には、ギャルゲー原作アニメ初期を築き上げた影山監督のファンなのもあり、着せ恋は等身大の女性デザインだったり、服を作る職人的な視点、モノを作る上での憧れの視点等々、何かを作ったり語る人ほど、共感できる部分が多かったので、着せ恋は特別なアニメだと思います
令和で見れて感謝!

 

 

🟦とりあえず2022年影山監督作品関連考察の一つに、着せ恋は入れて、背景を使った人物心理描写について語りたいです…!

 

 

 

その着せ替え人形は恋をする を8話まで視聴して

 

 

🟦着せ恋8話まで視聴しました。
5話のコスプレ会場回で、木々を背景にコスプレをしたヒロインがカメラを持った人に撮影されるシーンがあるのですが、影山監督的な背景演出を連想しました!

あくまで女の子の背景の緑の割合も多く、もはや自然を背景にして心情を出している的なアレを感じたあれです…!

 

 

🟦そして8話になったら、自分たちとは別のコスプレ姉妹と話し合いをするシーンになり、そこでカメラや撮影方法(逆光、ぼかし等々)について語るシーンがありました。

そこでふと思ったのは、影山監督が自然を背景にした心情芝居を入れるのは、カメラのフィルターごしの視点を入れているのではないか?と

 

 

🟦自分はカメラには詳しくないのであまりそれについて考察した事はなかったのですが、アニメ版ダイナミックコードのオリキャラカメラマン・道明寺、初期まで遡るとオリジナル要素を追加した同級生2のカメラっこ芳樹等

実は影山監督作品に毎回のようにカメラを使うキャラ、モブが出てくるんですよね…!

 

 

🟦カメラの視点については、私が集めた影山監督の文献には触れられてなかったのですが、自然を写すということはカメラの視点も入ってくるのかな…?なんて、着せ恋の写真撮影の話。会場の話から連想しました…!

その辺りを調べて、カメラ越しのアニメ観も話せるようになりたいです…!

 

 

🟦ただカメラ越しだったとしても、Piaキャロ2の恋愛ドラマ・失恋のシーン、ONEのラストシーン、下級生2 7話の船上のシーン等々、あまりにも文字のように感覚にビビっとくるものが作れるのも影山楙倫監督の魅力

カメラ越しの幻想的な世界で終わらず、現実ドラマを描ける所が氏の魅力だと再確認しました

 

 

🟦あと何故カメラ云々に執着しているかというと、アニメ版ダイナミックコードに対して"ドキュメンタリームービー(文献によっては~アニメ)"という文面があったからです
今までの影山作品でドキュメンタリー云々で紹介されている文献はなかったので、ダイコーのおかげでその視点が明言されたのは新発見!

 

 

🟦2017年にアニメ版ダイナミックコードが放映された事で、今までの影山楙倫監督アニメをドキュメンタリームービー(アニメ)として考察し直せるようになったのは、あまりにも大きな発展です…!

はたして2023年事情を知らない転校生がグイグイくる。ではどんな謳い文句が使われ、過去作が見直されるのか

 

 

 

その着せ替え人形は恋をする を2話まで視聴して

 

 

🟦今日は来年にまたコスプレアニメが放映との事なので、その着せ替え人形は恋をするを見始めました
1話では新海誠さんのような上下に動くモーションを、コマ落ちで再現している所が多く、こういう時代か!と興味を持ってたら
2話で乳揺れをするために使われていて、そっちもかい!?と笑ってしまいました

 

 

🟦制作は今流行りのぼっち・ざ・ろっくと同じCloverWorksさんなので、そちらでも似たようなコマ落ち上下モーションで動きをつけるものがあったりしたので、ビスクドールはそれを○ロ方面にも振り切ってて、その経験を活かしてぼっちはあえて消してる部分があるのかななんて思いました
恐ろしい演出です…

 

 

🟦話に関しては、ヒロインの子がPCギャルゲーのキャラが好きで、家柄上そういうのが得意な男の子がコスプレ衣装を作る流れになる話なんですが、18歳未満なのにPCゲー!?という所に、俺妹を思い出しました…!
ただ俺妹はJCで、今回は高校生だからまあ見てるかもね。と見れるので気にはならない?

 

 

🟦ギャルゲー好きの自分としては、令和でまさかPCギャルゲーを題材にしたアニメが見れるとは思ってなかったので、ある意味平成的な安心感がある中視聴してます…!
そういう設定のリスペクトの中、CloverWorksのコマ落ち新演出が合わさっているので、より新鮮に見える部分があるのかも

 

 

🟦ただコマ落ちで上下に動くシーンは作画カロリーが高い?みたいで、要所で使われている感じ
基本は普通のアニメのカット割りなので、落ち着いて見られるシーンもありました
それを見ると、影山監督的な情感あふれる背景での視点芝居、表情芝居もまだアニメにとって必要な演出かもしれないです…!

 

 

🟦でもコマ落ちで上下で動くシーンを影山監督アニメに組み合わせたものを見てみたい気持ちもあります…!
まあ影山演出的に、それは通学や自転車、車の横移動で表現しちゃっているので、必要ないのかもしれませんが、下級生2EDみたいな四季を組み合わせたカット割りに上述の演出を入れたアニメも見たい!

 

 

🟦あとコマ落ち云々の演出法については、90年代や00年代にあったような高カロリーヌルヌル作画というより、3Dを組み合わせてやっている描写だったので、気にならずに楽しめたのかもしれません…!ある意味新しいというか…!

 

 

🟦ただこれをすると凄い!という感覚は出てくるのですが、"あくまでキャラに"興味が行っちゃっているので、キャラの心にまで踏み込んでいけているか?となると…個人的には悩ましい部分です。
でもキャラがかわいい!と思っている自分もいるし、それでいいと感じている自分もいる

 

 

🟦結局作画演出的に楽しめている視点はあるけど、キャラの心はどうか?と言われると、先程のように悩んじゃいますし、でもそれは人それぞれキャラに対する気持ちはバラバラだから、感覚を統一させるなら動きで感動させた方がよくない?という部分もあるという
アニメーションだからこその課題?

 

 

🟦だからこそアニメで人の心を描くというのは、大変大変難しいのではないかと思いました…!
あくまで人の心をそれっぽく解釈出来て、ヌルヌルっぽい作画が見れれば、大勢の人は満足するのかもしれませんし
自分もそういう面はありますが…まあそういうマニアックな所を追求するからこそアニメなのかも

 

 

🟦ただそもそも06年にニコニコ動画が出来るまで、アニメなんてオタクなものだとも言われてたわけだし、マニアックなものがあってもいいはず
最近は忘れてましたが、いつから大衆的なものと感じるようになったんだろう
ドラマを追求した結果、マニアックと呼ばれる演出になってしまった影山氏は幸か不幸か

 

 

🟦逆に映画的な手法やドラマを入れた結果、アニメとしての画面がマニアックになっているものが…今思うと沢山思い当たるので、そうなった結果影山楙倫演出が誕生したのかもしれません
さらにギャルゲー原作からアニメ化する機会が多かった影山監督だからこそ、ゲームからアニメへのフォーマット置き換え

 

 

🟦この経験があったから今の演出になった説も
なのでドラマをそのままアニメに入れた結果、マニアックな演出になったとも言い切れない所が、影山演出の経緯をより複雑にしている?
人間の心を描くという事そのものが、マニアックと感じる所なのかと考えつつ、それっぽい演出で満足する自分が憎い今この頃

 

 

🟦ちょっと永遠にツイートしちゃいそうなので作業に戻ります…!
人の心ってなんだ…?なぜそれをコマ落ちで上下に動く演出から考えるようになったのかは謎です。
でもあの演出からエネルギーを感じる事は確かだけど、それは体に縛られているんじゃないかなんて云々…

 

 

🟦その着せ替え人形は恋をする #1| バンダイチャンネル https://b-ch.com/titles/7583/001 #bchanime 

無料で1話見れるみたいなので参考に…!
OPの動きとか、本編で主人公が通学した辺りからの動きについて、今回のツイートで取り上げてます

 

 

🟦というか、ギャルゲーというのはキャラの心情を描くのが評価のポイントだったので、人の心を表現出来れば、自ずとアニメも評価される、的な視点が自分にあっただけかもしれません…!それだけギャルゲー全盛期は質の高いものが多かったですし…!

 

 

🟦ただギャルゲーがアニメ化されても、尺の都合上省略されたり、1ルートしか出来なくて、ギャルゲーファンはみな口を揃えて「全部やれていれば…」とか「オリジナル展開かよ~」等と言ってたら、ギャルゲー原作アニメが絶滅したという
ファンにとってもスタッフにとってもwinwinになれない悲しきジャンル

 

 

🟦まあCLANNAD・アフターは40話ほどかけて、例のシーンがアニメファンでも大きく評価されているので、話数が一番の課題だった説も
でも人の心というより、家族なわけだし、ギャルゲーとしてそれか!?と言われると、ジャンルが同じようでまた別かもしれないですし…

 

 

🟦だからこそ、ギャルゲーはテキスト量の多さゆえに、人の心をより細かく描けていたので、それこれ自分が楽しんだ要因だ!とユーザーは思っていたけど
より細かく書いたところで、それは結局それっぽさというくくりから逃れられなかったのかもしれません
まあ文章と映像は媒体が違うので仕方ないですが…

 

 

🟦自分の信じていたものが結局それっぽさだったという事にちょっと絶望…

 

 

🟦ただそうだからこそ、影山監督は同じフォーマットで作品を創り、背景や表情芝居、目芝居等から感じ取って欲しいと言っているので、それっぽさがなければ感想が人それぞれより別れるのは仕方ない、形式なのか?
だったらこうやってソースを提示しても、無粋なだけなのだろうか…?

 

 

🟦とりあえず2022年になり、新海誠さんのアニメを見る機会に恵まれ、新作アニメも視聴して現代のキャラの動きを見るにつれ、より動くキャラを見て、それに想いを載せる時代になってきたと思い色々考えちゃいました
あと人の心を描くのはマニアックな分野云々も、それっぽさはマニアックじゃない?