※元々Xでツイートした事をまとめました
天気の子 を初視聴して
🟦天気の子。初視聴しました
内容は序盤ダークからの、憧れるような生活描写、後半追われる辺りからのファミリー劇場感、オチは新海さんって感じで、監督感を味わう事が出来て映画としてはまあまあなのかな?
君の名は。を期待して見ると色々とアレだけど、新海さんがやりたい事も出来ているのでよし?
🟦個人的には今作は須賀さんがいる事で、父親視点だったり、若者に一言いう役目がいたので、おじさんにも感情移入出来るように作られていると思いました。
なので主人公が出だしから色々と危ういですが、16歳とかだし、その分須賀さんの描写で、今回は広い年齢層を意識して作った感があるかもです
🟦正直君の名は。天気の子2作を見て思ったのは、キャラが上下に動いて走っているだけで、満足してしまうというか…このよく出来た作画の力って凄いなぁと感じました。 内容は、細田守2世?というか、ハードルを下げて、新海さんがやりやすいような評価を得られたので、今作に関しては悪くないと思います
🟦君の名は。は山々やそこに住む自然の風景描写を描かれていましたが、今作のテーマは雨で、とにかく都会の描写多めな所もポイント。
必要に雨が描かれているので、新海さんは本当は雨の方が好きなのか?それとも君の名は。とは別に、割り切って今作を描きたかったのか
🟦春夏秋冬シリーズのように、描く映画で四季を分けて展開するコンテンツも見た事はあったので、今回はその意味も兼ねて雨で作り切ったのだろうか。
世間では君の名は。を期待して見に行ったら、違う作品が出てきて残念。という評価みたいですが、個人的には作画描写で嫌いになれないのがなんというか
🟦私としては、このクオリティで2年に一本作ってくれれば嬉しいので 君の名は。のような傑作?(世間では)を3年かけて公開するよりは、今作のようにハードルを下げて(失礼ですが)ファミリーでも楽しめる内容で、なおかつ新海監督がやりたい要素を入れて作ってくれればいいかな~なんて思いました
🟦それだけキャラに関しては、君の名は。同様そこそこ好きですし、上下に動く作画もよかったので、2年後にはまた新作を公開して欲しいです…! 大体の感想はこんな感じです
君の名は。からも感じた、SF・伝奇要素について
🟦あと君の名は。同様に天気の子でもSF的な要素が出てきましたが、新海さんの期限であるPCギャルゲームービー。
そのPCゲー、さらに遡るとノベルゲーの原点というものは伝奇系だったり推理系、サスペンスです。
私はPCゲーファンなのでそこを念頭に置いて2作視聴したのですが
🟦巫女が神社に尽くす、神のようなもの、妖のようなものは、結局現象だったり、はたまた宇宙人だったりするオチが、PCゲーは90年代からひじょーーに多かったです。
なので君の名は。で巫女が出てきた時点で、そういうSFオチも考えておいたので、彗星云々で滅亡も、まあそうなるよな、とは感じました
🟦なので天気の子でも、まあ妄想までしないと割り切れない描写が入ったりした?のかもしれませんが、自分は巫女とSFはボーイミーツガールものの王道だとは思っていたので、ヒロイン達には寛容して見れました。
鳥居、神社という存在に、というよりは、巫女にそのような繋がりを感じる世代もいるというか
🟦ただそこまで踏み込まないと、なんで天気が晴れるの?とか曖昧ではあるので、すずめの戸締りではどう出るのか?とは感じたりしてます。
そもそもPCゲーの伝奇ものも、90年代にヒット作が多多出て、00年~06年まではちょくちょく出たジャンルですが、ニコニコ動画が出た辺りでもう絶滅して…
🟦よくも悪くも、みんなで見れる方が楽しいよねって感じでマイナーになったジャンルではあるので、それを知ってる世代は一部というか… ウィンドウも画面にテキストがずらっと並ぶビジュアルノベルから、吹き出し型に変わっていったのも大きな要因ですが、90年代のブームを引きずっていた感はあります
ビジュアルノベル。サウンドノベルとはhttps://t.co/aRIKc1ANM9
— 相川sasa (@Aikawasasa_) 2022年11月9日
🟦なんというか、巫女という存在と彗星なり天気をリンクさせる新海さんのアイディアに、奇しくも同氏が担当したPCゲームムービー、PCゲージャンルに想いを馳せる事が出来て、ちょっと楽しかったです…!
それだけでも見たかいはあったな、という感じです
🟦なので天気の子総評としては、世間で酷評される理由も分かりますが、個人的には巫女という要素、上下に動く作画、キャラ、新海さんがやりたい事も少しだけでもやれている感、彼の経歴で関わったコンテンツからの繋がりを踏まえると、この出来でいいから2年に一本作って下さい。という感じでした…!
🟦君の名は。はいいとこどりって感じで、これも伝奇もの云々での繋がりも感じられて、クライマックスでの山の頂上でのやり取りが曖昧な所以外は、万人向けというか、デート向けムービーとして視聴出来る感じだったので、世間は求めてそうですが、監督がやりたい事を全部出す前に直前で寸止めされてる感が
🟦自分は少し感じたのですが、天気の子に関してはこうこうしたいからこうしたのっていう一種の走り、暴走?(そこまでは言ってないとは思いますが)を画面から見えたので、こっちも嫌いではないです。
すずめの戸締りはどういう路線になるのか分かりませんが、楽しみです…!