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🔶🔷16bitセンセーション8話 突然の宇宙人的な要素に感銘を受ける

※元々Xでツイートした事をまとめました

 

 

 

 

 

16bitセンセーション8話。 個人的には大変素晴らしいと感じた回でした…!

7話では、ゲームを作るにしてもそれのストーリーとかキャラ設定をもうちょっと話して欲しい~と、仮想ゲームについての説明を求めてしまった回でしたが

8話に関しては正にエロゲーの世界観をアニメで描かれている回で…!

 

 

エロゲーというものは90年代の時点で、プレイヤーが仮想空間に干渉して物語が進む。というゲーム形式についての考察が初期からずっとされていたコンテンツで

実際にプレイしているエロゲーは果たして現実か、それとも夢か、あなたの描き出した妄想か?等々…
作り手すら自問自答するものもあり

 

 

今度リメイク版が出るONE~輝く季節~では、正に主人公が過去の出来事を再現した仮想空間で自問自答していく内容になっており(個人的な見解ですが)、それで一気にこういうゲームがあるんだとメジャーになっていったポイントの一つにはなっていると思います

それが16bitセンセーション8話の雰囲気で

 

 

マモルくんという男キャラの一人語りが、正にそのエロゲー的仮想空間展開でもあり、またアニメですと一時期のシャフトアニメのような語り口にもなっており

エロゲーというフォーマットはまさにこんな感じだ!!と感激した回でした…!
アニメでそれを再現出来たものは、ほぼ見た事がないので

 

 

自分にとってかなり大切なアニメにもなりました。

また自分はあのエコー達を神的な存在として、1話のOPから捉えていたのですが
8話中盤まではどうもアンドロイド的なあれなのかなと思っていたら、終盤でまさかの宇宙人!?というエッセンスにもなり

 

 

エロゲーにおける宇宙人キャラというのは、今回シリーズ構成を務めている高橋龍也さんが手掛けたLeaf作品でも出てきますし
個人的にはSFもの、伝奇ものの系譜が90年代エロゲー、00年代前半エロゲーで色濃いものだと思っているので

エロゲーでの宇宙人設定というのは、本質的な繋がりもあるというか

 

 

そういった意味で、君の名は。を見た時は「これエロゲーじゃん!!」と映像も設定も個人的にかなり楽しんでました…!

ですので、エロゲー制作を要素として入れているアニメで、宇宙人設定的なエッセンスをわざわざ入れる所で、これはエロゲーアニメだ!!自分は認めざるを得なくて

 

 

特に近年、エロゲーアニメ初期を監督していた影山楙倫氏のアニメを見ていて
演出や画面作りはかなり特殊ですが、宇宙人的な要素をまっったく出さないタイプの映像だったので

もしかしたらそういうエッセンスも隠れていたのか…岸田シュンも妖精ではなく宇宙人?という考察も出てきて、それも嬉しい

 

 

エロゲーにおいて宇宙人は絶対出さなければならない存在かというとそうでもありませんが
宇宙人キャラの醸し出す台詞、設定、雰囲気は、エロゲーは現実なのか、それともどういった世界観で作られているのか

そういう謎を生み出す要素だったのは確か

 

 

自分はウマ娘が好きなので、最近もプレイしているのですが
あれでも今年になって宇宙と交信するウマ娘キャラが実装されて、元々4んだキャラの魂と交信する的な話は結構あったのですが、それに宇宙的設定をつけて

これって往年のギャルゲーじゃん!とファンは喜び、自分もその要素も楽しんでました

 

 

かといってウマ娘はレースで戦う話でもあるので、自分たちは生まれてどこに行くのか、という辺りに留めていて、もしかしたらそういう現象もあるかもねぐらいの余地にはしてました

まあギャルゲーでも宇宙人要素を入れる事により、現実感が薄れる部分もあったりするので、排除しているものもあり

 

 

自分はどちらかというと宇宙人設定が出ない三角関係恋愛ものや、ギャルゲーアニメを好んでいたので、宇宙人が必要かというかそうでもない媒体だと思っていたのですが…

16bitセンセーションで宇宙人要素が出た時は「これだよこれ!!」と心が躍ったのも事実
モニター越しの存在を描くというのは

 

 

自分の瞳というレンズを通したものは夢か現か

そういった描写を描く媒体としては、エロゲーというものは特殊だったと思います。
なによりコントローラーではなく、大体はマウスでカチカチクリックするものなので、その側面が強いというか…

だからこそ宇宙人設定も親密なものになるというか

 

 

自分はだからこそ、影山楙倫監督アニメである2004年下級生2を見た際に

あまりにもそういったギャルゲー的要素をアニメに落とし込んでいて、とても感銘を受けてしまいました

自分のレンズ越しの世界、画面越しの世界というのをあの人のギャルゲーアニメは再現していて、あの演出がマッチしていて

 

 

影山楙倫監督アニメという特殊な演出だけではなく、ギャルゲー要素を表現している所に、感動したというか

少なくとも16bitセンセーション8話は、そういった所が映像で見れたので、ギャルゲーファンとしてもそれはそれは楽しませて頂きました…!

こういう話こそギャルゲー、そして楽しんできた

 

 

正直宇宙人とかよりもSFじゃない?みたいな意見もあると思いますが
宇宙人的な"キャラ"が出ている事がギャルゲーファンとしては重要で、それだけで考察の一部になるというか

ギャルゲーをしている自分は宇宙人でもあり、人間でもあり、それを選択出来る余地のある媒体がギャルゲーなんだ。なんて

 

 

なんか長くなりましたが、自分はそれだけ16bitセンセーション8話をギャルゲーファン、ギャルゲーアニメファンとして評価したいと感じました

今後もSF設定的なものが出てくると思いますが、ギャルゲーとそれはホント密接的な関係はあるので大事というか
ゲーム形式やプレイ方法、モニター的な関係でも

 

 

エロゲーは攻略ヒロインを増やさないといけないからこそ、宇宙人やらも出てきて、それが結果的にエロゲーという媒体の本質に繋がる話になったじゃないかな…なんて思ってます。

差別化するからこそ可能性も広がっていったのかもしれないです

 

 

16bitセンセーション。1話の犬もエコーの一人だったわけだし、まさかあのゲーム屋のおばあちゃんもエコーの一人説が。
そりゃエロゲーも分からないという事かな…?

 

 

 

後日

16bitセンセーション8話を見て、宇宙人キャラって他にいたっけ…と考えていたら、涼宮ハルヒシリーズの長門有希を思い出して

久々にアニメを視聴したら感動しちゃいました…!
本編も設定があまりにも硬派すぎますし、SFにキャラの見た目だけ萌えアニメにしたような感じで
今見たら文章?が多くて凄い

 

 

ただ制作京アニのおかげで、今見ても見た目やキャラだけでもアニメとしてあまりにも素晴らしかったので(2009年版の作画も)

正直本編を同じ密度でそのまま続編を作って欲しかったというよりも、キャラをもっとアニメで見続けたかったとの願望が、自分の中で大きかったです

アニメでまた見たいです…!

 

 

今見ても、ハルヒのように傍若無人で言う事を聞かなくて天邪鬼だったり、みくるちゃんのように怯えたり半泣きになるキャラは、ギャルゲーでもあんまり見なかったので、ギャルゲーとして見た場合でも特殊で興味深いです…!

むしろウマ娘とかソシャゲが従順すぎるというか…攻略ゲーだとそうなりがちか

 

 

 

 

追記

アンドロイド的なものが人間の想像力に着目して、成長していく姿は正にエロゲーっぽくていいと思います