※元々Xでツイートした事をまとめました
【ご視聴ありがとうございました!】
— TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』 (@uma_musu_anime) 2023年12月27日
TOKYO MX、BS11の第13話放送をご覧いただき、ありがとうございました!
ウマ娘たちの物語はまだまだ続いていきます!
これからも『ウマ娘 プリティーダービー』の応援をよろしくお願いします!#アニメウマ娘 #ウマ娘3期 #ウマ娘 pic.twitter.com/smhDwUrTaU
ウマ娘3期に13話最終話を視聴して
学園アニメの定番として、先輩が卒業したり本人が卒業していく様子を描写する点
熱い萌えアニメ系だったら個人的にはラブライブの印象が個人的に強いです
単純にそれはどのシリーズも絶対その要素を出してくるので、もはやラブライブ=卒業ムードが後半の要素を担っていました
私はウマ娘を初期から今まで数年ずっとプレイしている層なのもあり
ゲーム版本編の実力派ギャルゲーライターを集めたような一部の素晴らしいシナリオを味わった際に、君こそ令和のギャルゲーだよ!と高く評価していた時もありました
その後にアニメを1期、2期と視聴してきましたが
史実で負けたレースは負けるという展開は、アニメ版ウマ娘は1期からずっとやっているので
いくらでも勝った事へ改変できるゲーム版を、しかも細かい描写まで文字で納得度の高い構成にしているものと比べると、どうしてももどかしい所もあったりしました
ただゲーム版の要の要素でもある
3年間育成シナリオで戦っていく中で、1年目、2年目でどれだけ常勝したとしても、そのウマ娘本人はしっくりこないようになっており、ようするに本人が納得出来るかどうかが、ゲーム版ウマ娘シナリオでの根幹になっていたりします。
ですのでそれを踏まえ、ウマ娘3期を見ると
最終話付近でのキタサンの衰え、悩み、最後のレースでの勝ちたい勝ちたい勝ちたいと連呼するシーン
あれはまさにゲーム版ウマ娘の根幹を表現しているといっても過言ではない描写になっていて
3期主人公のキタちゃんは正に本人の葛藤がしっかり描かれていたと思います。ゲーム版要素を踏襲していて
3期OP曲は初めて聞いた時に、勝ちたい勝ちたいという部分はゲーム版で有名な曲から取っていて
「勝ちたい勝ちたい君と勝ちたい」という歌詞を「勝ちたい勝ちたい君に勝ちたい」へ変えた新曲をわざわざ作るのか!?
でもそんなに殺伐とした世界観かな、アニメ版ウマ娘はと感じていたのですが
それを3期最終話で、全盛期から衰えたキタサンが勝ちたい勝ちたい勝ちたいと口にする事で、ああ、そういう意味だったのか…と、妙に感動してしまって、正にキタサンは学園ものアニメを辿っていたのだと感じました。
ウマ娘1期、2期を見ていた時は、学園ものアニメのような要素は個人的に感じなくて
レースアニメだと没頭していましたが、ああウマ娘3期は、衰えからの引退まで描く事で、学園生活の卒業までを描いたんじゃないかなと、あのシーンを見てからひしひしと感じてしまいました…!
それは1期、2期では描き切ってなかった要素ではあったので、3期は最終話でやっとその根幹が見えました
キタサン本人の描写もですが
12話での商店街の方々がキタサンの背中を見て、引退を寂しく想うシーン
シュヴァルグランがキタサンの背中を見ながら回想し、大嫌いだけど大好きだああと言って走り抜けるシーン
12話でのその描写を見て、ウマ娘3期はファンを通してキタサンを見るアニメでもあったと
個人的にはウマ娘3期12話が一番お気に入りで、背中を見て頑張るシュヴァルの姿が心にきて、こういうのが見たかったと感じたシーンではありました
それを通して、ウマ娘3期は商店街の人達の目線等で、キタサンを追うとより楽しめる要素があったりするんじゃんかと…最終話まで視聴して感じました
ウマ娘3期最終話では今までの1期、2期、のようなラスボスはいませんでしたが、正にキタサンの中での話だと思ったので、この構成でよかったと思っています
こうやって頑張る姿を応援する…その人達に感情移入するアニメもあっていいんじゃないか
令和でこういうアニメが増えてきてますが、どうなるか
まあそんな感じで、ウマ娘3期は最低限ゲームアニメとしても割り切っても、毎週楽しませてくれたからいいやと十分にいいコンテンツだったと思いますが
学園ものアニメとしての卒業までの描写、ファンとして主人公を応援する人々への感情移入
この辺りまで入れると、この構成も悪くないというか
1期のサイレンススズカ、2期のトウカイテイオー等、史実通りにケガから復帰して奇跡の大逆転的な
史実を元にアニメを作っている以上、それを超えるものはウマの史実次第な所が出てきてしまうので
キタサンのように内面の描写に力を入れる方向で今後も良いと思います。オリジナル展開ならまた別ですが
正直言うと、RTTTのような史実の盛り上がる部分だけピックアップをして全4話で作る形式の方が、史実をなぞる形のウマ娘アニメに最高にマッチしていると思いますが
今後もTV版アニメを作るなら、3期のような内面重視の構成で描写する形でかまわないです
キタサンの姿に心打たれたのは事実なので
そんな感じでウマ娘3期の総括は終わりにします。
2期があまりにもアニメ映えしていたので、それを期待した人もいたと思いますが、
なんだかんだしみじみと感じるものがある人生のようなアニメでした。ウマ娘3期は
キタちゃん達の今後の展開も楽しみです…!
後日追記
後日追記分です。
ウマ娘3期で、なんでチームの他のメンバーがレースで走る描写が無いんだ問題についてですが
ウマ娘は霊と交信できる子がいたり、宇宙と繋がったり、別世界の史実ウマ的みえない何かとして存在しそれと話が出来る子がいたり、そちら側に未来を引きずられそうにウマ娘が存在します
なのでこれはコンプライアンス的に引っ掛かるかもしれませんが、チームスピカの他のウマ娘は既にレース人生は終わっていて、その見えない霊的な存在として、でも見守る的なニュアンスもあったんじゃないかと、個人的に考えています
この辺りは諸説ありますが、ずっと立っているのはある意味幽霊的な
幽霊は足があのもやもや的なあれになるので、レースではもう走らない的な…
だからずっと立ち絵みたいな感じでアニメ映像に存在した…とか
あくまでもキタちゃんが生み出したイメージ的存在としてもいた…とか、だからこそ前回私が話した、3期は
キタちゃんの内面的な話だったという所にも繋がり
アニメ版ウマ娘は史実ストーリーから外せない以上、ああいったイメージ的な薄さで存在する周りのウマ娘がいる描写は、主人公が頑張っていく上でいい塩梅とも言えたかもしれないです
霊的な捉え方は人によって嫌う人もいると思いますが、ゲーム版ウマ娘でバンバン絡んでくる要素なので、それを含めると
アニメ版での宇宙世紀ガンダムシリーズのようなオーラとか、RTTTでの妹と交信するエピソード等
レースアニメだと思っていると不自然に感じる所も、実はゲーム版は元々そういう要素もあって、リアルとイメージ両面で成立していた話でもあります
それをレースで走るという所で、リアルに成立させている
走り戦う描写に関しては、アニメ版の1期2期ともにかなりシビアに映像にしてきたので、今までのシリーズを見れるとレースアニメだと認めざるを得ないものになっていましたが
2期放送中にゲーム版がリリースされ、そこから2年半経っての3期だったので、ゲーム版と合わさったアニメに3期はなっていたとも
なので実はウマ娘3期は、ガンダムでいう機動戦士ガンダムUCのアニメ描写はありかなしか問題のような、難しい狭間に存在していたとも思っています。UCは原作者は違う方ですが…!
そういった配慮なしに見ても1期、2期は楽しめるアニメではあったので、3期に関しては評価がまた変わってくるというか
正直アニメ版3期は、総集編として名シーンを集めて映画にまとめるとかなり良い感じにはなると思うので、ウマ娘新作映画に合わせて1期・2期も総集編を作って上映して頂けるととても嬉しいです…!
どれも熱狂できる映像にはなっていたので、何だかんだアニメで見れてよかったです。ありがとうウマ娘
ガンダムは宇宙という不確かな空間で霊を交信したりしますが、ウマ娘はレース場という空間でそれを体感しているのかもしれません…!
公式ショート動画を見て
改めて公式ショート動画を眺めていて、個人的にはそれなりに感動する所があったのでなんだかんだいいアニメだったと思う部分も…!